子どもの質問に涙

昨日、息子を連れて公園に行ったのですが、遊んでいる途中に突然

 

「パパのところに行こっか」

 

と言って私の手を引っ張りだしました。

 

パパにはもう会えないんだよ。

 

と教えたのですが、

 

「病院でしょ?」

 

と。息子の中ではまだ夫は病院にいたようです。座って息子を膝に乗せて、説明しなければな、と思いましたが、何気なく過ごす毎日の中でも、こんな小さな息子がいつかパパが帰ってくると思っていたのかと思うと、涙が出て来てしまいました。

幸い、公園には私たちの他に1組の親子しかいなかったので、泣いていてもバレませんでしたし、会話が日本語なので内容も知られることがなくてよかったです。

 

数週間前にアリを掴もうと思って殺してしまった息子。そのことで「死ぬ」ということを何となく理解したため、

パパは死んじゃったんだよ。

 

と教えてみたのですが、

 

どうして死んじゃったの?

 

と。確かにそう聞きたくなりますよね。

 

病気だったからだよ。喉のところ、いたいいたいだったでしょ?

 

と教えると、

 

「でも、もう痛くないんだよね?触っても大丈夫だよね??触りたい。いい子いい子したい。」

 

と答えるのです。幼いながらに、パパが痛がっていたところを覚えている(間違って触って怒られたことが記憶に残っているのでしょうが)というのもまた辛いです。

息子を混乱させたくはないのですが、でもパパは亡くなっておしまい、と言いたくもないので、

 

姿は見えないけど、ママと●●の近くにいるんだよ。

 

といつものようにまとめてしまいました。魂なんて言葉を出しても、ますます混乱させるだけですし、わかりにくいですがこのようにまとめるしかないのです・・・。

息子は見えないものが見える子ではありませんが、見えるものしか信じない子に育って欲しくないな、と思っています。

 

にほんブログ村 家族ブログ 死別へ
にほんブログ村